Update : 2017-04-01
変な物がたくさんある… お絵描きの現場は何とも理解に苦しむ空間です。

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

  • Panel-1
  • Panel-2
  • Panel-3
  • Panel-4
  • Panel-5
  • Panel-6
  • Panel-7
  • Panel-8
新人アシスタントの桃(もも)…は、叱られてばかりです。

いったい何が気に入らないのか、僕はいっつもおじさんに叱られています。だいたいアシスタントの仕事って何…?僕はもっとのんびりと自由に暮らしたいんです。家にいる時は食べることと寝ることだけ…おじさんからは「穀潰し!」って言われて、最近では、あまり外に出してもらえません。
この紹介ページでも、「どうせ大した事してないんだから大々的に紹介する必要なんて無い…」などと薄情な事まで言われる始末…僕、何か悪い事でもしましたか?

動くの面倒くさい。ふかふかの布団で寝ている時がいちばん幸せ。
はあ〜…たまにはマグロの刺身が食べたい…。
フォトレタッチ作品をまとめた PHOTO GALLERY-ATOM もよろしくお願いします。
桃(もも)の特徴

放浪癖や抱っこ癖があって怠け者…。食欲旺盛で、ちょっと肥満気味かも…。眠っている事が多いが、意外と運動能力は高い。それなりに愛想はいいのだが、どうもアシスタントとしての立場が解っていないようだ。
お絵かきはデジタルとアナログの共同作業。

絵を描くといっても、今はパソコンでたいていのことは出来てしまいます。グラフィックやペイントのソフトウェアも格段に進歩していて油彩画でも水彩画でも、また、その他の画材を使ったものでも平面画像を見る限りでは、アナログ画材で描かれたものと殆んど区別がつかないほどの画材に対するリアリティーを持っています。また、入力デバイスもペンタイプのものを使うと、筆の種類や筆圧、傾き、回転といった複雑な情報まで入力できるようになり、まったく実際に筆や鉛筆をもって描いているのと同じです。従って画像データを作成するだけならデジタルワークがお勧めです。 しかしながら、実際の紙やキャンバスに絵の具やパステル、筆、といった画材で描いて絵を「物」にするアナログ作業も捨て難く、また、魅力的なものです。アトリエ「揺り籠」では、絵画制作の前段階では時間が短縮できるデジタル作業が多く、制作プロセス全体を通してはデジタルとアナログのそれぞれの優れた面を活用しながら制作活動をしています。


下の画像左がデジタルカメラで撮影した元画像で、右はパステルタッチにしてキャンバスのテクスチャライズを加え、更にセピア色のレンズフィルタを被せて色調を落ち着かせたもの。ほんの数十秒でこれだけのテストが出来るのは、パソコンならでのことです。

      
「弘法筆を選ばず」とは言いますが、やっぱり選んでしまう「道具の良し悪し」。

さて、道具の良し悪しは作品の出来に影響するか否か…ということですが、はっきりいって大いに影響します。
場合によっては目的の作業が実行出来るか出来ないか、の違いがあります。そこで、現在、アトリエ「揺り籠」で 使っている画材のいくつかを紹介してみようと思います。

▲油絵用パレット

▲油絵具


▲各種溶剤

▲筆

▲ソフトパステル

▲チョーク

▲鉛筆
画材はここに掲載した物が全てではありません。
他には、大工道具やら、調理用具やら… いったい何に使うのかと思うようなものも画材となっています。

▲透明水彩絵の具

▲アクリル絵の具とガッシュ

▲ペンタブレット
※ペンタブレットは、パソコンを使ったグラフィックデザインやおえかき作業の必需品です。
知っておきたい特殊な絵筆…ファンとライナーの正しい使い方。
左の写真はファンという筆で、日本語では扇筆とも言います。 油絵を始めてまだ間もない方には、「何だこりゃあ ?」 …と思うでしょうが、なんとも筆らしからぬ形をしたこの変な筆は、 おもに油絵の制作において筆跡や輪郭をぼかすために使います。 ただ、筆といいながらもこれは絵の具や油をつけて使うものではなく、 むしろ絵の具や油を付けてしまうと役にたたない代物です。
ぼかしたい部分に軽く毛先を触れて、ほうきで掃くような感じで使います。決して筆を強く当ててはいけません。また、ストロークが一方向だけになってしまうとうまくぼかすことが出来ないので、掃いたら向きを変えて掃き戻すようにします。 線や輪郭をぼかすときは、その方向と交差するように短いストロークで使いましょう。

上の写真はライナーという筆で、文字通り幅の揃った細くて滑らかな線を引くための筆です。ただの細筆じゃないかと思う人もいらっしゃるでしょうが、ライナーは写真を見て解るように、異常なほど長い毛足と毛先から毛元にかけて膨らみがほとんどないのが特徴です。ラウンドタイプの細筆とは根本的につくりがちがうのです。 ただ、 この筆は構造上、手の微妙な動きがダイレクトに伝わりにくいので、一般的な細筆のような使い方はできません。 この筆の使い方は、絵の具をゆるめに溶き、毛先を軽くあてて描きます。
ライナーは、たとえば、藤田嗣治さんの作品みたいに、線を多用するスタイルにしか使い道がありませんが、余裕があれば一本くらい持っていても良いかと思います。ここで紹介したもの以外にもいろいろ変わった筆がありますので試してみてください。
色・形はカメラで…必要なことは「気」を体感すること。時には文章スケッチも…。

絵を描くときは必ず前段階で取材をします。取材方法は人によっていろいろだと思いますが。私の場合、造形的な情報についてはデジタルカメラを使って出来るだけ細かくたくさん撮影することにしています。もちろん鉛筆などの画材を使ってスケッチブックに描くこともありますが、それは見た目の色や形を描きとめるというよりも、対象物とじっくり向かい合って、内的なものをより深く感じ取るためです。
絵を描くための取材で一番大切なのは 物事の内的なものを感じ取ることです。つまり「気」です。「気」をスケッチするって難しいと思いますが、そこはやはり感性の問題です。ですからそのスケッチは、時には文章の形で記録しておくこともあります。
取材したものはすぐに使われるのではなく、とりあえず何らかの方法で保存しておいて、後で絵の構想がまとまったとき、それに順じて資料をさがす訳です。意外に思うでしょうが、このようなプロセスは一般的とまではいえませんが、珍しいことではありません。もともと絵のスケッチとはそういうものです。


●スケッチ取材の主なアイテム
スケッチブック/デジタルカメラ/ルーペ/筆記用具各種/ システム手帳/携帯電話
何の変哲もない画像を魅力的なものに変える。

「モデルや被写体がすべてを決定する」と言うのはひと昔もふた昔も前の話。今は画像加工もそれほど大変な作業ではなくなりました。自然が必ずしも理想通りでない事を踏まえると、むしろ理想に近い画像を得るためには加工なしでは成り立たない時代になりつつあるといえます。
デジタル技術のおかげで、いろんなことが簡単に出来るようになりましたが、それだけに、構想の良し悪しが作品評価の最重要項目になったのも事実です。


デジタルカメラで撮影した蜂の巣を切り抜いて、背景にバターンと光彩を使用しただけで、シュールな画像になりました。
小さな蜂の神秘性や、これから生まれるであろう子供達のエネルギーを感じ取れる作品です。
画材と名の付くものばかりが画材ではない…工夫次第で不便を解消。

超短くなってしまった鉛筆や最初から短いカーボンチョークなどを長~くする方法。


ホルダーペンシルは別として、ホルダーに対応していないチャコールやエボニーのペンシル、あるいは、最初から短いカーボンチョークなどを長くして使いたいとき、いらなくなったペン軸や細い竹の棒が役に立ちます。ペン軸の場合は、ペン先の差込口の中にある内側の押さえを、マイナスドライバーを使って反時計回りにまわして取り除きます。 そして、そこに短くなった鉛筆を差し込みます。差し込むときには多少きついのですが、鉛筆をしっかりホールドするにはちょうどいい大きさなのです。
一方、鉛筆より太いものに対しては、竹の棒が有効です。 これは、差込口に十字の切込みを入れて輪ゴムで締めるだけのものですが、締め付ける力を素材によって加減できるので、木炭などのやわらかいものにも使えます。

キャンバスを張るときにどんなサイズでも端から端まで任意の数で等間隔でタックスを打つ方法。


キャンバスを木枠に張るときは、真ん中から四隅に向かってタックスを打ち進めていくわけですが、目測で打っていって、最終的に四隅の近くの間隔が゛広くなったり狭くなったりという経験はありませんか ?  間隔にむらがあっても大きな影響はありませんが、張りむらが出る恐れもありますし、見た目もよくありません。 だからといって、 定規で測って、計算で等分するのも面倒くさいし、やり過ぎです。そんなわずらわしさを解消するには、等間隔に印をつけたゴム紐を使うと、どんな長さでも任意の数で等分することが出来ます。使い方は 、四隅の端と端のタックスを打ち込む予定の位置に印をあわせて、 木枠の裏側にチョークなどで写し取ります。 ゴム紐は帯状のものが使いやすく、ゴムひもに印を付けるときは5cm間隔が適当です。

絵の具が固まってキャップが取れなくなってしまったチューブを楽にあける方法。
絵の具は人によってどうしても、よく使う色と必要だけど殆んど使わない色があります。めったに使わない色なので、長い間キャップをあけることなく放っておいたらキャップに付いた絵の具がガチガチに固まって、取れなくなってしまった。…それを力任せに取ろうとしたら絵の具のチューブがねじれて破れてしまった。… そんな経験はありませんか?絵の具のチューブにも比較的丈夫な部分があります。 プライヤーを2つ用意して、写真のようにキャップとその真下のチューブ本体を軽くつかんで回してみてください。 簡単に取れますよ。

お絵かきもデザインも最初が肝心。基礎に確信が持てないと先には進めない。

「意の向くまま」とは言いますが、構想段階で不明瞭な部分があったり、納得できないことがある状態で先に進んでも、決していい結果は得られません。これは経験上100%の自信を持って言えます。作業を進めているうちに何とかなるだろうなんて考えは、はっきりいって甘いです。決まりがある訳ではありませんが、物事を創造・構築するのってやっぱり土台になる部分がちゃんとしてないとまともな物が出来あがる筈ないですよね。
デザインの現場では良くあることですが、制作時間の殆んどを構想に費やすことがあります。 このことは、とりもなおさずクリエティブ作業の主たるものは構想にあり、ただ闇雲に手を動かすことでないことを物語っています。 絵を描く場合でもまったく同じことです。また、絵画を学ぶときでも、その基本は「考えた通りに描ける」こと…それが出来ないうちにスタイルを論じるのは間違いです。とにかく、あせらず、ゆっくり、着実に…を心掛けましょう。


先立つプロセスを省略して後に続く作業は成り立たない。



構想とは、何をどう描くかということ…。見たこと、経験したこと、それに対してどう感じたのか…その感情を絵にしようとする時にどういった要素が必要なのか…を考えること。…詩的なアプローチが必要です。

画家やデザイナーのアトリエって、一般の人はあまり目にする機会がないと思います。絵の具や筆やキャンバスといった画材があるのはあたりまえですが、どう見てもごみにしか見えないような大切な資料や、およそクリエーターの道具とは思えない変なものがたくさんあったり…。でも、私はこの変な物で埋め尽くされた空間が大好きです。発想の原点は微生物から大宇宙まで、どこに潜んでいるかわかりません…。
不思議…何かに見えてしまう…?
無意識のいたずらがきの妙。
図/横道にそれた「B」
クイックアートというぎょうぎょうしい言い方が適切かどうかはわかりませんが、要するに、何を描くということでもなく比較的短時間でたくさんのいたずら描きをすることがよくあります。皆さんも電話をしながらデスクの上のメモ帳などに、意識もせずになにやら不思議な図形を描いたことはありませんか…? まあ、そのようなものだと思っていただいて結構です。
絵やデザインのヒントはどこに隠れているかわからないものです。いたずら描きに限らず、たとえば、壁のしみや樹皮の模様や、あるいは夢の中の出来事など、あらゆるものが「アイデアの鍵」になります。もちろん、その鍵を鍵として活用するためには、豊かな想像力が必要になってくるわけですが…。
クイックアートから見えてくるのは、造形的なものであったり、物語的なものであったり、様々ですが、具体的なものを描いてはいけないということ…また、単調な線やパターンはダメです。これは、想像という行為を阻害しますので、そこからは何も見えてきません。
この種のクイックアートは、作品として発表するべきものではありませんが、1歩進めると十分作品として成り立つ場合もあり、ギャラリー「揺り籠」で、いくつか紹介しています。


▼ 各パネルのタブをクリックして開いてください。